深川落語俱楽部が終わった。以前に比べればお客さんの入りも少しだが、良くなった。コロナ明けということなのだろう。今年は落語協会100年ということで、各寄席ではトリで「百年目」を持ち回りでリレーでやる企画もあるようだ。

 そんなこともあって、今回の花緑師匠のトリネタは「百年目」であった。ただ、大作で長い噺なので終演時間に気を付けないといけない。この晩も終演予定時間を大幅にオーバーし、会場の裏方さんから注意を受けてしまった。

 終わってから、いつもの居酒屋で家族と食事。帰ろうとして店の外に出た所で、アタシが黒革の紙入れを発見。中を見ると万札が数枚とカードが入っている。店のマスターに訊いてみたが、近くに交番はない。家の近くの交番に届けるべく、家族ともども歩き始めてしばらくすると、マスターが自転車で追いかけてきた。

 店のお客さんが落としたとのことで、当人は酔っぱらってしまい、同伴していた男女が受け取りに来た。中を確認して間違いないようなので、次回の落語会に来てもらうとの約束を取り付けて、紙入れを渡した。これにて無事一件落着。久しぶりに大きな拾い物だった。

 久しぶりに復活した落語会が行なわれた。今回が5回目であるが、何と4年半ぶりである。コロナがなければ毎年行なわれていたはずなのだが、中断を余儀なくされてしまったわけである。以前は毎年、バス旅行を行なっていたそうなのだが、みな高齢になり、参加者が少なくなってしまったので、それに代わって落語会をやるようにしたという、なかなか殊勝な考え方である。

 当初はアタシと二つ目2人と前座を交えて4人の出演者であったのだが、今回は二つ目と2席ずつの番組でやることにした。お客はよく聴いてくれる方ばかりなので、こちらとしてもじっくりと噺に向き合ってもらういたいという趣向である。

 中入りをはさんで2時間15分。久々に落語会という名にふさわしい会にはなったと思う。場所は町会会館で、50人も入ればいっぱいになるのだが、コロナ明けということで入りが心配されたが、申し込みをしていない飛び込みの客などもあり、満員となった。ありがたいことである。

 ほとんどが高齢者であったが、コロナ前と同様、陽気なお客さんで大いに盛り上がった。終わってからの打ち上げも話が大いに弾み、今後も続けていただけることになった。これからも大事にしていきたい落語会のひとつである。

 今年も区の胃の検診があった。いつも通り、食事を抜いて同愛記念病院に向かう。同病院は建て替えがほぼ済んで、検診会場も新しくなった。しかし、レントゲン関連の施設は以前のままで建て替えの予定もないという。

 検査着に着替えてから順番を待つ。胃を拡張させる薬とバリウムを何度かに分け、少しずつ飲む。以前は難なく飲んでいたが、何となく飲みづらく感じる。これも加齢のせいか。げっぷは出来るだけ我慢するように言われるが、これが難しい。

 検査台に乗り、右周りに回転したり、ななめ横を向いたり、水平に横になり頭が少し下がるような姿勢になったり、胃の部分を器具で押し付けた状態での撮影があったりで、10分かからずに終わった。例年の半分くらいの時間だろうか。結果は3週間後に判明する。

 

 

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