緊急事態宣言の中、深川落語倶楽部が終わった。と言ってものべつ緊急事態宣言やら蔓延防止措置法が出ているので、別に驚くこともなくなってしまった。いつも通りに検温、手指の消毒、換気、社会的距離などに気を付けてやるしかない。

 先日、カミさんが帝国劇場に出かけたら、全席満員に近い状態だったと聞いて、それなら我々の落語会はガラガラの状態だから特に問題もなかろうと強気になった。お客さんも心得ていて、周りの様子を見ながら、ご自身の座る席を決めて下さるので、心配も無用となっている。

 今回は小ホールの方で、たまたま馬生師匠の独演会があったので、楽屋訪問がてら客席を覗いてみて驚いた。客席制限いっぱいの入りで羨ましいほど。一門のお弟子さんだけの出演で、これだけのお客を呼べるのは大したものだ。木挽町の師匠と、しばしコロナの影響について意見交換をした。

 また、この日は入場に際して入り口で手荷物検査があった。テロ対策という名目であろうが、国技館でのオリンピックのボクシングの試合も終わっているので、何のための検査なのか分からない。そんなことより、ハネてからの大江戸線までの帰り道に気を遣ってほしい。あたりの余りの暗さに驚ろかされた。高齢者も多いので、早く何とかして欲しい。