12月8日の第3回 神田川落語会。
今回は尾車部屋の豪風関、八角部屋の福岡関、北勝嵐関がおいでになるということなので、出し物は「佐野山」にした。開演時間の午後6時までに全員が集まったので時間どおりの開演。
アタシが両国小学校に通っていた頃、すぐ近くにある時津風部屋の力士が使った稽古用のマワシが毎日のように学校の塀の脇に干してあったことなどをマクラに噺を始めた。ところが、しばらくして豪風関が落ち着かない。やたら携帯電話を覗き込んでいる。そして、とうとう部屋を出て、携帯電話で何やら話をしている。再び戻ってくると北勝嵐関と二言三言しゃべると、また出て行ってしまい、それっきり戻ってこなかった。
無事一席終わって事情を聞くと豪風関は師匠からお呼びがかかって、よその店に出かけたとのこと。いい按配に一人分の料理が余ったのでアタシがそこに座って食事を始めると、やたらカミさんが視線を送ってくる。どうやらそこを退けということらしい。「分かったよ」。カミさんにドカッと座ってもらい、神田川ご自慢の食事を楽しんでもらった。アタシはいい誕生日(カミさんの誕生日は12月10日)のプレゼントになったと思ったんだが、どうもカミさんはそうは思ってくれないらしい。仕方がないので、後日、現金一万円を呈上した。(この暮れにきての一万円はイタイ)
それにしても、北勝嵐関というお相撲さんは実に面白い。アタシら噺家さえもが感心するくらい座持ちがうまい。道を間違えたんじゃないのかなあ。いやあ、北勝嵐関のお蔭で宴会は大いに盛り上がった。
今回は尾車部屋の豪風関、八角部屋の福岡関、北勝嵐関がおいでになるということなので、出し物は「佐野山」にした。開演時間の午後6時までに全員が集まったので時間どおりの開演。
アタシが両国小学校に通っていた頃、すぐ近くにある時津風部屋の力士が使った稽古用のマワシが毎日のように学校の塀の脇に干してあったことなどをマクラに噺を始めた。ところが、しばらくして豪風関が落ち着かない。やたら携帯電話を覗き込んでいる。そして、とうとう部屋を出て、携帯電話で何やら話をしている。再び戻ってくると北勝嵐関と二言三言しゃべると、また出て行ってしまい、それっきり戻ってこなかった。
無事一席終わって事情を聞くと豪風関は師匠からお呼びがかかって、よその店に出かけたとのこと。いい按配に一人分の料理が余ったのでアタシがそこに座って食事を始めると、やたらカミさんが視線を送ってくる。どうやらそこを退けということらしい。「分かったよ」。カミさんにドカッと座ってもらい、神田川ご自慢の食事を楽しんでもらった。アタシはいい誕生日(カミさんの誕生日は12月10日)のプレゼントになったと思ったんだが、どうもカミさんはそうは思ってくれないらしい。仕方がないので、後日、現金一万円を呈上した。(この暮れにきての一万円はイタイ)
それにしても、北勝嵐関というお相撲さんは実に面白い。アタシら噺家さえもが感心するくらい座持ちがうまい。道を間違えたんじゃないのかなあ。いやあ、北勝嵐関のお蔭で宴会は大いに盛り上がった。