24日、母校東洋大学の日本文学文化学科の授業を受け持った。仕掛人は国文学科の学生だった頃の同級生で、現在、日文文の教授であるN先生である。授業内容は「生きがい・なりわい『伝統文化に生きる』」というお堅いものである。
午後1時から2時30分までの90分一コマである。N教授のガイダンスによると「落語家の修行・生活」江戸時代以来、今日に至るまで主として庶民の娯楽として人気を博してきた落語。この伝統文化の中に生きる生きがいや苦悩について学ぶ。併せて、落語の歴史にも触れたい、としてある。
実際にアタシが話した内容は「噺家の日常と生き様、落語界の現状と内情、噺家の歴史」といった物。それだけじゃあ、ただの講義になってしまうので冒頭に落語を一席加えることにした。
誰にでも分りやすいということで「子褒め」をやったのだが、これが受けない。そういえば、以前、日大の理工学部で「環境落語」をやった時も受けなかった。笑ってはいるのだが、声にならないのだ。やっぱり教室というものはそういうものらしい。
終わってから、学生食堂でN先生とコーヒーを飲みながら話をしたが、今の学生はみんな真面目らしい。というか我々の時みたいに学生運動のようなものがないので、みんなすべてが平穏なのだ。これがいいことかどうかは分からない。
雨が降っていたので先生に傘を借り、いったん家に戻ってから、浅草の貞千代旅館に行ってお座敷で10人ほどを前に「目薬」をやった。皆さん食事をしながらだったが、よく聴いてくれて馬鹿ウケだった。学生たちよ、早く大人になってアタシをお座敷に呼んでくれ。その時は笑ってね。
午後1時から2時30分までの90分一コマである。N教授のガイダンスによると「落語家の修行・生活」江戸時代以来、今日に至るまで主として庶民の娯楽として人気を博してきた落語。この伝統文化の中に生きる生きがいや苦悩について学ぶ。併せて、落語の歴史にも触れたい、としてある。
実際にアタシが話した内容は「噺家の日常と生き様、落語界の現状と内情、噺家の歴史」といった物。それだけじゃあ、ただの講義になってしまうので冒頭に落語を一席加えることにした。
誰にでも分りやすいということで「子褒め」をやったのだが、これが受けない。そういえば、以前、日大の理工学部で「環境落語」をやった時も受けなかった。笑ってはいるのだが、声にならないのだ。やっぱり教室というものはそういうものらしい。
終わってから、学生食堂でN先生とコーヒーを飲みながら話をしたが、今の学生はみんな真面目らしい。というか我々の時みたいに学生運動のようなものがないので、みんなすべてが平穏なのだ。これがいいことかどうかは分からない。
雨が降っていたので先生に傘を借り、いったん家に戻ってから、浅草の貞千代旅館に行ってお座敷で10人ほどを前に「目薬」をやった。皆さん食事をしながらだったが、よく聴いてくれて馬鹿ウケだった。学生たちよ、早く大人になってアタシをお座敷に呼んでくれ。その時は笑ってね。