2月中席に恒例の国立演芸場での鹿芝居があったので、今年もひやかしに出かけてみた。楽屋に顔を出すと、アタシ同様に見物の二つ目がいた。かゑる、花飛、それにあんこ。今年の出し物は落語の「子は鎹」である。脚本はいつも通り、竹のすずめ、すなわち正雀である。
芝居は中入り後となっていて、中前の番組は落語が何本かあって、獅子舞で中入りとなっている。獅子舞もいつも通り菊春と世之介の名コンビである。だんだん年を取って来ると倒立が出来なくなってくるだろうが、今のところ大丈夫そうである。楽屋に訪ねた時はちょうど終わった時で、お客さんからいただいた祝儀を腹掛けから取り出しているところだった。
中入りが終わってから、二つ目連中と一緒に客席に。国立演芸場は立ち見が出来ないため、客席後方のガラス張りの特別室に入る。目の前のガラス窓を開けて、大向こうよろしく掛け声をかける算段となっている。客席下手の通路から馬生師匠が現れたので、「木挽町!」と声を掛けるも、かゑるの声に圧倒されてかき消されてしまう。
それにしても毎年、大家役の馬楽師匠ははまり役だ。こんな因業な大家の役を出来るのは他にはいないだろう。実にいい雰囲気を醸し出している。ちょうど冬季オリンピックの最中とあって、芝居の中ほどでなぞかけを披露する余興が挟まれていた。そのなぞかけは後ほど。
この日も客席は大入り満員でアタシも大入り袋を頂戴した。いつもながら、ありがたいことだ。この芝居10日間すべて大入りというのだから、すっかり演芸場に定着した興行となっている。最後まで大いに楽しませていただいてお客様共々三本締めをして、めでたく終演。
さて、劇中のなぞかけです。オリンピックとかけまして、藤井六段の将棋と解く。そのココロは金、銀取って角(格)が上がります。
芝居は中入り後となっていて、中前の番組は落語が何本かあって、獅子舞で中入りとなっている。獅子舞もいつも通り菊春と世之介の名コンビである。だんだん年を取って来ると倒立が出来なくなってくるだろうが、今のところ大丈夫そうである。楽屋に訪ねた時はちょうど終わった時で、お客さんからいただいた祝儀を腹掛けから取り出しているところだった。
中入りが終わってから、二つ目連中と一緒に客席に。国立演芸場は立ち見が出来ないため、客席後方のガラス張りの特別室に入る。目の前のガラス窓を開けて、大向こうよろしく掛け声をかける算段となっている。客席下手の通路から馬生師匠が現れたので、「木挽町!」と声を掛けるも、かゑるの声に圧倒されてかき消されてしまう。
それにしても毎年、大家役の馬楽師匠ははまり役だ。こんな因業な大家の役を出来るのは他にはいないだろう。実にいい雰囲気を醸し出している。ちょうど冬季オリンピックの最中とあって、芝居の中ほどでなぞかけを披露する余興が挟まれていた。そのなぞかけは後ほど。
この日も客席は大入り満員でアタシも大入り袋を頂戴した。いつもながら、ありがたいことだ。この芝居10日間すべて大入りというのだから、すっかり演芸場に定着した興行となっている。最後まで大いに楽しませていただいてお客様共々三本締めをして、めでたく終演。
さて、劇中のなぞかけです。オリンピックとかけまして、藤井六段の将棋と解く。そのココロは金、銀取って角(格)が上がります。