仲間だけが集まって「余一GOLF会」というのを行なっている。余一というのは寄席の興行が月十日ずつの上、中、下席と組まれていて、31日は興行のない余った1日なのでそう言い習わしている。この日は寄席興行がないのでおおっぴらに遊ぶことが出来るわけだ。

 以前には噺家がまとまって寄席を休んで、ゴルフに行っていたのが席亭(寄席の席主)にばれて大騒ぎになったことがあり、それからはなるべくバレないような方法がとられている。

 コースはいつも栃木の皐月ゴルフ倶楽部で今回は5組、18名の参加。琴調と馬楽師の車で行くことになり、綾瀬の駅前で待ち合わせる。9時集合に合わせ、途中、休憩をはさんで9時前には現地到着。

 会長の伯楽師の挨拶があり、プレー開始。この会には「持ち上げ」という独自のルールがあり、ハンディ25以上と高齢者は崖下にボールを落とした場合、手で拾って上まで持ち上げて良いというもの。アタシも初めて聞いた時は驚いたが、これはあわてて下に駆け下りて怪我でもしてはいけないという配慮である。

 今回一緒にラウンドしたのは春風亭正朝、すず風金魚、昭和のいるの各師。アタシのスコアは55、49の104。100を切れなくなって久しい。それにしてもこのゴルフ場、ホントに安い。きょうも食事つきで5900円だ。

 打ち上げは近くのそば屋。いつも利用している店。今回の優勝者は馬楽師。41、40の81。大したもんだ。アタシは6位だった。それにしても志ん橋師はショートホール4つのうち、3つワンオンしたそうだ。えらい。でもスコアは51,58なの。面白すぎる。皐月ゴルフ