カテゴリ: コメント

 元日。 平成も30年を迎えた。新年あけましておめでとうございます。例年通り、初席は浅草東洋館の5日間である。今年は11時50分上がり。初席は朝9時半に開演するのだから、早い出番の人は大変だ。それ以上に早いのは階下の浅草演芸ホールで、9時の開演である。普段の我々の生活からは考えられない。

 元日は客席が一杯になることはあまりないのだが、今年は大体埋まっていた。出足はよさそうである。持ち時間は10分なので「居酒屋」のいいとこだけをやって、すぐに下りる。1部のトリは木久扇なので、初日だけは最後まで残るのが常である。2階の小さな楽屋で時間をつぶす。

 2時過ぎにトリの出番が終わってから、助六の宿・貞千代に向かう。例年通りの仲間が3人、それに浅草の芸者さんが1人、この日は幇間連中はいなかったが、早速、社長に手拭いを差し出してご挨拶。日本酒で乾杯をして新年を祝い、早速おせち料理に手を付ける。4時間ほどお邪魔をして退散。

 
 2日、3日。 元日に紋付き袴で歩いたら、かなり疲れた。2日目からは作務衣を着込んで、着物は持ち歩く。2日、3日は東洋館の高座を終わってから根岸の三平堂へ向かう。昨年同様、三が日の3日間だけ三平堂で初席が行なわれるのだ。海老名家ではまずはおかみさんに挨拶をして大きな盃に入ったお屠蘇を頂く。

 次から次へと一門だけに限らず、仲間が顔を出すので来たもの順に次々に高座に上がる。ここも10分高座である。出番の終わった者は勝手に酒を呑んだり、雑煮をご馳走になったりで台所はてんてこ舞いである。アタシもご相伴に預かってご馳走になる。
 「向こうから坊さんが2人来るね」「オショウがツーだ」

 

 新しい年を迎えました。皆さんも健やかに新年をお迎えのことと存じます。今年も年越しは町内の江島杉山神社で焚き火を焚いて、町会や氏子の皆さんと新年を迎えました。そして、午前11時からは神社の神事があり、それに参加してから寄席に行く。これも恒例のこととなっている。

 元日だけは紋付羽織袴の正装で浅草東洋館の初席に向かう。例年よりは少しお客さんの入りもいいような感じ。気のせいかも知れない。寄席を終えてからは浅草の貞千代旅館へ年始。いつも通り、旅館の主、小団治、せん八、のん平、菊龍、幇間の米七、その弟子2人らと新年の酒盛り。

 いつもなら、そこから木久扇宅へ向かうのだが、今年は集まりはナシとなってしまった。仕方なく浅草から、そのまま帰宅。家で2次会。早めの就寝。

 2日は寄席を終えてから黒門亭の番頭があり、3日は黒門亭の大喜利と出番があったので、楽屋のテレビで箱根駅伝の応援。しかし、結果は2位だった。まさか、日体大が優勝するとは思わなかった。やはり、5区の山登りでの後退が痛い。去年から出雲駅伝、全日本駅伝と2位ばかりだ。どうもすっきりしない。今年はそんな年か。

 きょう5日で寄席は終わり。14日に千葉大網の仕事が終われば、すぐに百回目の独演会だ。さっき、正蔵に楽屋で会ったら、「悋気の独楽」をやりたいと言う。これで出し物はすべて決まった。あとは稽古あるのみ。たくさんのお客さんが来て下さるといいのだが。

 ついにパソコンが言うことをきかなくなって、修理屋に来てもらって見てもらったんだが、どうにも手の施しようがないとのこと。これであきらめがついた。そんなわけで、娘のパソコンを借りてブログを書くことにした。2ヶ月近く間が空いてしまって、その間、「ブログはどうしたの?」との苦情もいただいたが、せいぜい稼いで新しいパソコンを買い替えるまでになりたいと思う。

 昨日はおじの3回忌の法要が菩提寺の増上寺であった。前日に呑みすぎて寺に着いたのは法要の始まる直前。まあ、何とか間に合って事なきを得た。約30分の法要後、会食に移ったが、食欲がなく、食事が出来るかどうか心配だったが、何とか無事済ませることが出来た。でも酒は飲む気にならず、いっさい口にしなかった。

 夜も休肝日にして、けんちんうどんを食べてそのまんま寝ちゃった。千両富にはずれた「宿屋の富」の主人公みたいだった。

 パソコンが壊れてブログが書けませんでした。それでも、その間、多くの方々が覗いて下さったようでありがたい限りです。現在、5日の「はやぶさ五人衆」に向けての稽古中で頭の中がぐちゃぐちゃになっておりますので、落ち着きましたら、また書かせていただきます。
 まずはお礼を申し上げ、後日の再開をお待ち下さいますようお願い申し上げます。
 

 先日2日のこのブログで書いた地下鉄浜町駅での人身事故について、読者の方から書き込みがあった。1人は同じ電車に乗り合わせた方で、アタシが書いたような自殺ではなく酔っぱらいが線路に落ちたようだ、というものと、もう1人の方はホームからの目撃者で酔っぱらいではなく、事件性があるらしいというもの。

 あの事故後の経過がまるっきり分からないので何とも言えないが、事件性があるらしいという方は警察官にもご自分の見たことを伝えたようだが、どうも取り合ってもらえなかったようだ。

 いずれにしても鉄道での転落事故や事件が多すぎる。鉄扉を取り付けることでそれが防げるのなら、1日も早く進めるべきである。これがコメントをいただいた方々、そしてアタシの共通した意見である。

 
 

↑このページのトップヘ